【好みの話】出会ってしまった「アゲハ蝶」

diary

先日24歳になった。

人間、24年も生きていると、極度の音楽好きでなくてもかなり多くの曲を聴いてきたことになるだろう。
その概数さえもよく分からないが、色々なアーティストの色々な曲を聴いて、その中で好きになった曲はいくつもあった。
初めて聴いた時にひと「耳」惚れしたり、ヘビロテしすぎて飽きたり、最初は嫌いだったがクセになっていつの間にか好きになっていたり…。

それでも、いわゆるJ-popというジャンルの中で最初に好きになったポルノグラフィティの「アゲハ蝶」は、今でも飽きずに聴いている。

初めて聴いたのが一体どこだったかは覚えていない。
恐らくテレビかスーパーマーケットなどの有線かで耳にしたのだろう。
リリースが2001ということは当時幼稚園児だったので、園でかかっていたのかもしれない(LOVEマシーンや慎吾ママのおはロックなど流行りの歌がよく流れていた)。

覚えているのは、初めて聴いて耳に焼き付いてからしばらくは誰の何という曲か分からないまま過ごしていたこと、その状態で滋賀かどこかの大型スーパーに行き店内に流れてきた時は嬉しくなって踊りまくっていたこと。
ある時テレビでアゲハ蝶をBGMにポルノグラフィティの番宣(ライブ映像?)がありアーティスト名の長さに衝撃を受けたこと、さらに母親から「この歌手の名前、エッチな写真って意味やよ」とダメ押しされたこと。
小学校低学年の女児に処理できる文字数ではない(と思う)し、ましてや聞き慣れている言葉のはずもない。

しかしそうこうしている内にいつの間にか曲名もアーティスト名もすっかり覚えてしまったようだ。
小3か小4くらいでBS放送されたポルノグラフィティのライブ映像を家族と一緒に見た記憶もある。
多分最初のベストアルバムが出たタイミングで特集されたものなんだろうと思うが全然覚えていない。
この番組で「サウダージ」「サボテン」「愛が呼ぶほうへ」も好きになり、別で好きだった「Mugen」も同アーティストだと知って興奮した、気がする。あと「メリッサ」。

物心もついていない20年近く昔の話なので曖昧なことばかりだが、一番よく分からないのが「自分はこの曲の何を気に入ったのか」という部分である。

今でなら「ラテン(フォルクローレ)な雰囲気」「後ろ向きな感じ」「笛や弦の音」「ボーカルの声」「歌詞」などと説明できるが、もしかしたら幼稚園児だったかもしれない私がそこら辺を理解して聴いていた訳が無い。

おそらく、ボーカルの声に関しては先天的な好みだと思われる。
メロディやコード進行についてもそうなんだろうと思う。

あと、歌詞は何となく深刻そうな雰囲気を気に入っただけだと思う。
昔から後ろ向きすぎる。
成長してから聴いてよくイメージが崩れなかったものだな、と少しだけ驚く。

さて、それでは他の要素について。

この楽曲には瀬木貴将という奏者のサンポーニャがフィーチャリングされている。
サンポーニャとは、南米アンデス地方の笛。イントロからアウトロまでふんだんに採り入れられているので「ああ、あれか〜」と分かってもらえるはず。
この人が「ANDES〜アンデスの風に吹かれて」というアルバムを2001年3月にリリースし日本でも反響を呼んだらしいのだが、案の定このCDを母親は買ってきた。
ドライブ好きな我が家は車内でCDをかけながら長時間出かけるということを頻繁にやる。まあつまりどういうことが起こるかというと、「ANDES」をずっと聴かされていた私はすっかり南米の楽器の音が大好きになってしまう。

(※ちなみに「ANDES」で一番好きなのは2トラック目の「私の娘」という歌である。弦やハモりや3拍子やSus4など見事に私の大好物だらけで良い曲なので、気になる人は是非…)

そんな中、アゲハ蝶を耳にする。そりゃあハマりますわな。
両者のリリース時期は3ヶ月しか違わないので十分あり得る。

と、いう推察をしてみたが、実際どうだったかなど全く分からない。
ただフィーリングで好きになって、何年も後に聴いてみたら似たような要素が偶然にも詰まっていた、という方が真実に近いのではないかとも思う。

しかし、この後の人生でどういう曲を好きになるのか、そういう嗜好性みたいな部分をアゲハ蝶やポルノグラフィティがある程度決めたという可能性は高そうなのである。

その中の一つ、声の好みについてはまたいずれがっつり書こうと思う(予定は未定…)。